中国地方の工芸作家が技を競う公募展「日本伝統工芸中国展 岡山会場」が5月22日、岡山市の天満屋岡山店6階葦川会館で始まりました。
公募展は、山口県を除く中国4県を対象としたもので、陶芸や染織、漆芸など7つの部門の入賞・入選作のほか、人間国宝や審査委員の作品など無鑑査を含む116点が展示されています。
特別賞の金重陶陽賞を受賞したのは、備前焼作家の伊勢﨑創さんです。また、テレビせとうち賞を受賞した箱は、ケヤキ材を削り出して形作る「刳物」の技法で制作したもので、幾重にも塗り重ねた透明な漆が、ケヤキの木目を際立たせています。
日本伝統工芸中国展岡山会場は5月27日まで開かれます。