2月4日の立春を過ぎ、暦の上では春を迎えている中、6日の山陰地方は日中は所によって3月上旬から下旬並みの陽気に恵まれました。1月下旬の寒波から一転、2月は平年より暖かくなる予報が出ていて、春を待ちわびる市民の気持ちも膨らんでいます。
鳥取市の桜の名所・久松公園。日中、散歩を楽しむ人の姿が見られました。

市民:
「桜!(ツボミが)ちょっと膨らんできたね〜。もう春だね。花が咲くときれいだろうな」

少し気持ちがウキウキするような陽気に。最高気温は、鳥取と米子で11.8℃、松江で11.7℃と3月上旬並みの暖かさでした。ソメイヨシノも着実に春への準備を進めているようです。毎年鳥取市での開花を告げる標本木をチェックしつつ、
気象台職員に開花時期を左右する春先の天候を聞いて見ると…。

鳥取地方気象台・宮廻祐一調査官:
「2月から3月の気温は平年並の可能性が高い。この予報通りなら開花は平年並みでは」

また先週発表された1か月予報では、1月下旬の寒波から一転、2月は春への歩みが早まるような気温の傾向となると予想されています。
こうした中で日本気象協会が発表した開花予想によると、鳥取は平年日と同じ3月29日。松江は平年日の1日遅れとなる30日となっています。
その松江市にあるこちらのソメイヨシノ…。日当たりなどの関係か、市内で最も早く咲く木として知られ、例年なら3月中旬に一足早く春の訪れを告げてくれます。

山陰水道工業・坂根 智社長:
「半月前からつぼみがみえた。暗い話題も多いが、道往く人も立ち止まって見てほしい。開花が楽しみ」

7日以降の天気は、春らしく移り変わりが早く天気が下り坂に。今回の陽気は、冬の寒さでこわばっていた市民の心を少し和らげたようです。