平日の朝の決戦、浜田市では従業員に、仕事を休んで応援に集中してもらおうと、「WBC休暇」を設けた会社もありました。
決勝でも随所に映った浜田市出身、侍ジャパンの清水コーチへも地元から熱いエールです。

手に汗にぎる接戦が展開した今朝の通勤時間帯。

(福村記者)
「こちらの会社出社時間になりましたが、ご覧のとおりだれもいません。」

(齋藤アルケン工業 齋藤憲嗣社長)
「WBC休暇。全社あげて応援しようと、きょう午前中は休み」

浜田市出身で、浜田高校野球部の特別顧問を務める、清水雅治さんは侍ジャパンのコーチ。

社を挙げてエールを送ろうと、午前中は休んでもOKという「WBC休暇」を急遽設けました。
10人中7人が休暇をとったということです。

社長は1人でテレビ観戦し試合展開に一喜一憂。

(記者)
「Q午後から社員はどんな様子で出社?」

(齋藤アルケン工業 齋藤憲嗣社長)
「午後からスキップして出社してくるんじゃないか。十分届いたと思う、浜田市の応援が。テレビで見る向こう側に、この地域の方がいるのは感慨深い。ほんとどんでもことだと実感」

またその清水コーチの母校からも歓喜の声です。

(浜田高校野球部 家田康大監督)
「トップレベルでコーチした人が身近にいる、生徒が一番喜んでいる」

清水コーチは、決勝でも一塁コーチとしてチームを支えました。
村上のホームランを出迎えたのも清水コーチ、そして出塁した大谷の後ろにも。

清水コーチは、2022年4月から、浜田高校野球部の特別顧問としても指導中で、WBC期間中には、浜高野球部練習試合の結果にも、気をかけていたということです。

(浜田高校 家田康大監督)
「おめでとうございますと連絡をした、返事があれば(決勝が)どんな状況だったか聞きたい」

表彰式で清水コーチは選手とともに喜びをわかちあいました。

帰国後は、浜田市内で小中学生や指導者の育成にあたる予定で、チームを支えた影の功労者の今後にも注目です。