シーズンの到来です。
特産の「鳥取砂丘らっきょう」が、19日、初出荷されました。
今年は春先から好天に恵まれ、例年にない大玉に育ったということです。

作野記者:
「工場の中はらっきょうのいい香りが漂っています。『鳥取砂丘らっきょう』、初出荷です!」

19日は、産地の鳥取市福部町で出荷式があり、関係者がくす玉を割り、今シーズンの初出荷を祝いました。
そして、初出荷される58トンのラッキョウを積んだ2台のトラックが全国の市場に向け、出発しました。

JAによると、今年は干ばつ対策として、スプリンクラーによる水やりを例年よりも半月ほど早く3月中旬から始め、その後も好天に恵まれたことから順調に生育が進み、例年に比べ、大玉に仕上がったということです。

また、出荷量も去年より3割多い、1550トンを見込んでいます。

福部らっきょう組合長会 宮本和裕会長:
「色白で見栄えのいい食べ応えのあるところが『鳥取砂丘らっきょう』の魅力。ひと粒でもいいから、口にしていただいて、鳥取の味ということで味わっていただきたい」

「鳥取砂丘らっきょう」は6月中旬まで、関東や関西など全国の主な市場に出荷され、JAは、去年よりも2億円あまり多い、9億6000万円の販売を見込んでいます。