島根県特産のブドウ「デラウェア」。
主要産地の出雲市では出荷がピークを迎えています。

JAしまねの出雲ぶどう部会のメンバーが、5月31日、出雲市役所を訪れ、出荷のピークを迎えた特産の「デラウェア」を飯塚市長に届けました。

出雲市 飯塚市長:
「甘くて、みずみずしい」

JAしまね出雲ぶどう部会 石橋貢部会長:
「順調に生育していて出荷量も数値に出ているように、去年を上回っている」

2023年は、春先に一時、低温に悩まされたものの、その後は日差しを十分浴びて、順調に生育、多くの農園で平均糖度が21度を超えるなど、例年以上に甘く仕上がったということです。

近年は人気のシャインマスカットに押され、全国的に見るとデラウェアの出荷量は減少傾向だということですが、島根産は品質が高く、逆に年々需要が高まっているそうです。

ブドウ農家 伊藤康浩さん:
「出雲はハウス産地で、早出しができるデラウェアというのは5月、6月の国産果実をまかなう意味で、大きな役割を担っている、産地として頑張っていきたい」

資材や燃料費の高騰で苦境が続くなか、ブドウ農家にとって期待のデラウェア。
出荷のピークは6月いっぱい続きます。