2025年4月に開幕する大阪・関西万博を見据え、鳥取県はJR西日本に対し、万博期間中の「スーパーはくと」の増便を要望しました。
万博需要の取り込みを目指します。

6日、鳥取県庁で開かれた会議には、鳥取県の平井知事やJR西日本山陰支社の佐伯支社長らが出席しました。

平井知事:
「地域の交流人口を拡大する鉄道を盛んにしていただけないか。スーパーはくとの輸送力や利便性をさらに上向きにできないか。」

会議では、2025年4月に開幕する大阪・関西万博に向けて、県への観光客誘致を図るため、両者で連携することを確認しました。
会議の中で平井知事は、鳥取と関西とを結ぶ特急列車「スーパーはくと」について、万博期間中は現状の1日7往復から増便することなどをJR側に要望しました。

半年間にわたって開かれる大阪・関西万博には、約2820万人の来場者が見込まれていて、県は、交通手段を充実させることで、万博をきっかけにした観光客の増加を狙っています。

平井知事:
「(関西万博を通じ)沿線エリアの地域振興、観光振興に結び付けていきたい。いますぐにでも(JRには)ダイヤ改正の検討に入っていただきたいという願い。一定の手ごたえはいただけた。」

JR西日本山陰支社 佐伯祥一支社長:
「車輛の運用や、乗務員の運用。さまざまなダイヤ調整と課題があるので、しっかりと本日の内容を受け止め検討させていただきたい。」

県は万博期間中、「スーパーはくと」をコナン仕様にラッピングする予定で、「ダイヤ増便」との相乗効果で、万博需要を最大限に活用する態勢を整えたいとしています。