鳥取市の小中学校の給食に7日、特別メニューが登場しました。
子どもたちが頬張ったのは鳥取市の姉妹都市、北海道釧路市ゆかりの料理。
給食で姉妹都市と交流です。

7日、鳥取市の賀露小学校。
子どもたちがほお張っているのは、北海道の唐揚げ「ザンギ」に、甘酸っぱい「タレ」がかかった「ザンタレ」、そして釧路市の給食の定番メニューにある、スープは塩ラーメン、めんはスパゲッティという「海鮮ちゃんぽん」。
デザートには酸味が特徴のフルーツ、ハスカップのゼリーです。

鳥取市の姉妹都市・北海道釧路市にゆかりの深いメニューを揃えた「姉妹都市給食」です。

4年生の教室では、児童たちが笑顔いっぱい、北海道の味覚を楽しみました。

児童:
「北海道こんなに美味しいものがあるなんて」

鳥取市と釧路市は、明治時代、旧鳥取藩の士族500人以上が北海道へ渡り、釧路の開拓にあたったのが縁で、姉妹都市として交流を始めました。
2023年は、その60年の節目にあたることから「姉妹都市給食」を企画したということです。

鳥取市内の公立の小中学校など56校で、6日と7日に、約1万6000人の児童・生徒が食を通じて釧路と交流しました。

児童:
「北海道は行ったことがないから、パパと行ってみたい」

鳥取市文化交流課 田中慎一郎さん:
「(両市の交流の歴史を)次の世代の子どもたちにつなぎたい。釧路市の給食メニューを通じ、釧路市に親しみを持って思いを馳せてほしい」

鳥取市では、6月22日にも「姉妹都市給食」が提供されるほか、2023年秋には、釧路市でも「鳥取市給食」が提供されることになっていて、食を通じた2つの市の交流が深まりそうです。