平川翔也アナウンサー:
TSKとJALのコラボ企画。

村上遥アナウンサー:
スタジオには、客室乗務員でJALふるさと応援隊の牧内健将さんです。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
よろしくお願いします。

村上遥アナウンサー:
今回のテーマは「読書の秋」なんですね。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
はい。世界遺産・石見銀山に、かつての商家を改修したユニークな図書館がオープンしました。運営するのは大学生です。
まちの新たな交流拠点として人、そして本との出会いが生まれる場所を取材しました。

やってきたのは、大田市大森町。
世界遺産・石見銀山の街並みを歩いていくと。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「すごい素敵な趣のある建物ですね」

築200年以上と言われるかつての商家「松原家住宅」。
2023年、リノベーションによって新たな命が吹き込まれました。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「まちを楽しくするライブラリー、と書かれています」

まちを楽しくするライブラリー。
中へ入ってみると。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「和の雰囲気を感じて少し懐かしい気持ちになります。そしてこちらにはたくさんの本がきれいに並べられています」

この本棚のモチーフは「行燈」。
著名人が選んだ「人生に影響を与えた本」が並べられています。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「こちら、俳優の佐野史郎さんがおすすめする本ですね」

島根県にゆかりのある人たちなどをきっかけにして、300冊以上の本と出会うことができます。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「その人が、この本から何を感じたんだろうって想像しながら選ぶ楽しさがありますね」

さらに。

JALふるさと応援隊牧内健将さん:
「絵本のコーナーですね。いろんな本が、トンネルのような棚のなかに並んでいます。どんどん奥に進んでいきたくなるような空間になっています」

こちらは「えほんのどうくつ」。
200冊以上の個性豊かな絵本が並びます。
モチーフなったのは石見銀山の坑道です。

このライブラリーでは、本の貸出はしていませんが、施設内の好きなところで自由に読むことができます。

さらにカフェでは、地元の素材を使ったスイーツを味わうこともできます。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「クリーミーで甘くておいしいです」

施設を運営するのは、大学生。
ここは、島根県立大学のサテライトキャンパスとして設立され、木曜から日曜が一般開放の日です。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「こんにちは。すごいすばらしい雰囲気で楽しむことができました」

島根県立大学・竹内彩乃さん:
「ありがとうございます」

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
「この場所ができていかがですか?」

島根県立大学・竹内彩乃さん:
「運営していく上で知識だったり、どういう観点で経営していかないといけないのかとか、商品を作っていくうえで、お客様の意見をどれぐらい取り入れて、どれぐらい実現できるかなっていうのが勉強になっています」

2階は仕事や勉強に使えるコワーキングスペース。
昔は商家だったこの場所が空き家になっていたところ、地元企業「中村ブレイス」が買い取り、改修。
県立大に持ちかけて改修し「学生たちの学びの場所」として生まれ変わりました。

島根県立大学企画調整課・近藤秀行さん:
「自分のやったことが、一般の方にダイレクトに影響を与えるので、失敗や成功のリアクションが生に感じられる」

著名人に、本の選定を依頼する作業などもすべて学生たちが担当。
観光客や地元の人たちが、本をきっかけにして、さまざまなものと出会う場所になっています。

観光客:
「本を読めるからいいし、畳がいい。本屋さんに行ったら、手に取らないタイプの本もこういう風に見て手に取りやすい」

かつては商家として地域を支えてきた建物が、新たな姿に生まれ変わりこれからも世界遺産・石見銀山のまちを支えていきます。

平川翔也アナウンサー:
アナウンサー牧内さん、素敵な図書館でしたね。

JALふるさと応援隊・牧内健将さん:
はい。本をきっかけに人が集まる仕掛けがたくさんあり、とても魅力的な場所でした。夕方、子ども達が「ただいま」と元気に帰ってきたのですが、子ども達のにぎやかな笑い声が響く図書館はとても新鮮で微笑ましく思いました。
まちを楽しくするライブラリーのように、私もJALの客室乗務員として人と人、地域と地域を繋でいきたいと感じました。