鳥取市の小学校で、在校生の保護者や地域住民あてに連絡通信アプリを使って文書を送る際に、誤って2024年度の、新1年生85人の氏名や保護者の連絡先などの個人情報が記載された文書を添付し、送信するミスがあったことが分かりました。

鳥取市教育委員会によりますと、ミスがあったのは市立美保小学校で、3月4日、教員が連絡通信アプリを使って学校休業日の対応への協力依頼の文書を在校生の保護者や地域住民1046件に送信する際に、誤って2024年度の新1年生85人分の個人情報が記載された文書を添付し、送信していました。

受信した保護者からの連絡でミスが分かり、学校は、送信から約30分後に配信内容を削除、その日の夜、臨時保護者会を開いて経緯を説明、謝罪しました。
また、新1年生については個別に訪問して、経緯を説明、謝罪したということです。

誤って送信されたのは、新1年生85人分の「学校給食申込書」で、新1年生の氏名、保護者の住所・氏名・連絡先などの個人情報が記載されていました。

申込書は、2023年秋に提出され、その後、別の小学校に入学することになった複数の児童のものも含まれていたということです。

学校のマニュアルでは、複数で確認したうえで送信することになっていますが、今回は、担当教員が1人で確認して送信し、ミスに気付きませんでした。

連絡通信アプリは、2023年度から鳥取市内の小中学校すべてに導入され、学校ごとにマニュアルを定めて運用しているということです。

市教委は、3月中に臨時の校長会を開いて、統一の運用ルールを示し、再発防止を図りたいとしています。