能登半島地震の被災地を支援するチャリティーイベントを出雲市の高校生が企画し、3月30日の開店に向け、準備を進めています。

チャリティーイベントを企画したのは、出雲商業高校の生徒です。
出雲市の商店街・サンロードなかまちで、3月30日に開催される「ひなめぐり」のイベントにあわせて、「給食カフェ」を出店し、その収益を被災地に贈ります。

この日は、生徒会のメンバー6人が準備のため、出店先の店舗を訪れ、来店客の動線や料理の提供の動きなどを確認しました。

この商店街では、にぎわいづくりにつなげようと、桃の節句にちなんで毎年春に「ひなめぐり」のイベントを開催しています。
今年は、商店街の活性化に将来を担う若者の意見や行動力を活かそうと、出雲商業高校の生徒が加わってワークショップを開き、その中で、生徒から世代を超えて盛り上がれると、「給食カフェ」のアイデアが出されたということです。

企画した生徒:
「初めてやってみて緊張したけど、イメージはつかめた」

「給食カフェ」では、コッペパンに、ソフト麺のミートソース、ポテトサラダとドリンクをセットにして提供。(300円税込)

生徒たちが小中学校で食べた給食をモチーフに考案し、懐かしいアルミ製食器を使うなど「演出」にもこだわるということです。

今回は、150食を用意、4万5千円の売り上げを目指し、材料費などを除いた収益は全額、能登半島地震の被災地に贈ることにしています。

出雲商業高校生徒会 鈴木樹会長:
「地域だけじゃなく、困っている方の役にたてればいいなと思って、出雲商業生だからできる形の支援がしたいと思いはじめました」

高校生が開く給食カフェは、出雲市のサンロードなかまちで、3月30日正午にオープンする予定です。