松江市鹿島町の島根原子力発電所2号機で、17日正午過ぎ、作業用クレーンのケーブルに焦げ跡が見つかりました。誤ってこのクレーンのケーブルを切断したことが原因だと見られいて、中国電力が詳しい経緯を調べています。
焦げた跡が見つかったのは、島根原発2号機の取水槽近くに設置されている作業用のクレーンです。
中国電力によりますと、17日正午頃、この作業用クレーンを使用していたところ、誤って動力ケーブルを切断したたため、幅10センチ程の焦げ跡ができたということです。
けが人はなく、煙なども出なかったことから今のところ消火活動は行われていません。
この場所は放射線管理区域外で、中国電力は放射性物質の放出や環境への影響はないとしています。
島根原発では、4月30日にも2号機のタービン建屋内で、設置された仮設のブレーカーに焦げ跡が見つかり、消防が火災として対応にあたっていました。