ペットボトルはペットボトルにリサイクルする「水平リサイクル」という考え方が広まってきています。この「水平リサイクル」の為の専用の回収機が17日、出雲市内のショッピングセンターに設置されました。

回収機が設置されたのは出雲市のゆめタウンで、搭載された圧縮機能によって500ミリリットルのペットボトルを500本収納することができます。ゆめタウンを展開するイズミでは、飲料大手のサントリーと連携して回収機の設置を進めていて、回収したペットボトルは製造工場に送られて、新しいペットボトルに生まれ変わった後、サントリーの工場でボトリングされるという水平リサイクルのループが構築されています。
水平リサイクルは、二酸化炭素の削減効果が高く環境にやさしいのに加え、企業活動における生産コスト削減の効果にも期待が寄せられています。

イズミサステナビリティ推進部・松永純一課長
「お客様に循環型社会に向けて一緒にやっていこうというメッセージを発信していきたいという思いで、今回始めさせていただきました」

ゆめタウンでは、買い物客などに自社のアプリから二次元コードを読み取ってもらうことで、ボトル1本あたり0.2円分の割引ポイントを出すサービスも始めていて、さらなる利用促進をめざすとしています。

利用者
「意外と簡単でした。それにアプリに積み立て額が入れられるのはすごく良いですね」

このペットボトル回収機は、山陰のゆめタウンでは初登場との事ですが、すでに九州・中国地方7県の30店舗に設置済みだという事で、ゆめタウンでは24年中にはさらに7店舗に設置予定だとしています。