まもなく出荷シーズンを迎える鳥取県北栄町の特産「大栄西瓜」を盗難から守ろうと、今年もパトロール隊が結成され、22日から畑の見回りが始まりました。

「パトロール隊」の出発式は、北栄町にあるJAの営農センターに生産者と町の担当者それに警察が集まって行われました。そして警察官から、安全面の注意点などを聞いた後、早速パトロールに出発しました。
特産「大栄西瓜」は、例年6月に初出荷を迎えますが、このパトロール隊は、シーズン入りした畑からスイカが盗まれる被害が相次いでいた2004年に結成され、以来毎年、5月下旬から7月下旬にかけて畑の見回りを続けてきました。

大栄西瓜組合協議会・村岡高志会長
「年々盗難件数も減ってる効果があるんだなと、自分たちが作ったものを、スイカに限らず被害に遭いたくないので、何かあったら警察に連絡して迅速に対応をとりたい」

このパトロールの効果もあって、2023年は窃盗被害ゼロとなりましたが、関係者は引き続き気を引き締め、夜間撮影ができるドローンなど新兵器も活用して大切なスイカを守ります。