島根県が生産に力を入れている「アジサイ」。これまで5つのオリジナル品種を生み出してきましたが、2024年春から新たな品種として「月うさぎ」を開発しました。母の日のギフトとして人気のアジサイですが、さらなる販路拡大へ新たな提案をすることになりました。

島根県庁を訪問した島根県アジサイ研究会のメンバー。新たなオリジナル品種「月うさぎ」を丸山知事に贈呈しました。

島根県・丸山知事:
あまり花に合わないですけど。うれしいです。ホワイトでいいですね、贅沢で。

「月うさぎ」は、白くふっくらと盛り上がる満月のような花房と、その周りに並ぶうさぎの耳を思わせる尖った花びらなどが特徴です。

坂西美香アナウンサー:
近年、母の日用のプレゼントとして人気が集まっているアジサイ。島根県のオリジナル品種第6弾となるこちらの「月うさぎ」が、父の日用のプレゼント向けに試験出荷されることになりました」

島根県は、2012年から万華鏡や銀河などのオリジナルのアジサイ5品種を生産・販売をしていて、第6弾となる「月うさぎ」は、当初は24年の母の日に合わせて生産・出荷しましたが、さらなる販路拡大を図るため、父の日向けにも試験的に出荷します。

島根県アジサイ研究会・常松哲夫さん:
生産量を増やしていく上では、時期をずらして父の日に照準を合わせて出荷していくというのが一つの戦略になりうるかなと思っています。

白いアジサイの花言葉は、父の日の贈り物にぴったりな「寛容」、「一途な愛情」。月うさぎは今シーズン、約1万鉢が出荷される予定だということです。