地域課題の解決など、島根県内の若者が「やってみたい」ことに挑戦する「みらチャレ」。3年目となる2024年の取り組みとして高校生に加え、大学生も参加できるようになりました。その参加希望者を対象にしたワークショップが浜田市で開かれました。
浜田市で8日に開かれた「みらチャレ」=「SHIMANEみらい共創チャレンジ」が主催したワークショップには、県西部の高校生や大学生13人が参加しました。
「みらチャレ」は、県内の高校魅力化に取り組む「地域・教育魅力化プラットフォーム」などが2022年に立ち上げた高校生の挑戦を支援するプロジェクトです。高校生が、地域課題の解決などやってみたいと思う夢を提案、資金の提供や山陰ゆかりの起業家によるアドバイスなど、支援を受けながら半年ほどかけて実現を目指します。3年目を迎える2024年は、大学生も対象になりました。高校生と合わせ、審査を通過した21のプロジェクトを支援します。6月21日のエントリー締め切りを前に、参加希望者を対象にしたワークショップが開かれました。県西部では初めての開催です。高校生は、自分がやりたいと考えていることを大学生や社会人の先輩に相談、実現させるためのヒントや具体的な手法などを教えてもらいました。

浜田高校の生徒:
小学生を対象とした外国の方、浜田市に600人くらいおられるので、交流活動ができたらいいなと思って、交流活動を通して英語とか、外国に興味を持ってほしくて。

先輩(大学生):
大学生になった今でも勉強しているからすごくいい活動だと思いました。

一方、大学生はすでに事業を進めている学生や起業経験のある学生も参加、これまでの体験を踏まえながら自身の思いと地域のニーズが、事業としてどのようにすればマッチするのか話し合いました。

島根県立大学の学生:
感謝を形に残して、恩返ししたいっていう思いがずっとあった。

高校生や大学生ともに、他の人に考えを聞いてもらうことで、思い描いてきたアイデアをより深めることができたようです。

島根県立大学の学生:
今まで自分になかった視点で、いろんな方から意見をいただいて、すごく良い会になりました。自分でブラッシュアップして、さらにもっと良いものを作れるように、自分で言語化できるようにしたいと思います。

浜田商業高校の生徒:
自分が考えてきたプランを人に話すことで、より内容を深められたり、指摘してもらうことでプランに対しての課題が見つかって良い機会になりました。このプランを最後までやりたい気持ちになりました。

みらチャレのエントリー締切は6月21日です。高校生、大学生ともに7月12日に審査結果が発表される予定です。