6月19日付けで着任したJR西日本山陰支社の新しい支社長が就任会見を開きました。
今後のあり方が注目される木次線については沿線の自治体とできるだけ早く話し合いの場を設けたい意向を示しました。

JR西日本山陰支社・金岡裕之支社長:
「列車にご乗車されるお客様に喜んでいただくのはもちろん、今まで知られていなかった地域の魅力を掘り起こし、情報発信することで山陰の活性化につなげてまいります」

6月19日付けで着任したJR西日本の金岡裕之山陰支社長。
6月28日、就任会見を開きました。
金岡支社長は富山市出身の58歳、
近畿統括本部の副本部長や和歌山支社長など務めたあと、グループ会社の取締役から山陰支社長に就任しました。
会見では、新型車両がデビューした特急「やくも」や観光列車「あめつち」などを活用し、山陰エリアの観光振興に積極的に取り組む考えを示しました。
また、利用低迷が続き、今後の路線のあり方が注目される木次線の出雲横田ー備後落合間については、「まさに地域の交通の在り方ということをご相談申し上げているところで、その方針にはなんら変わるものはないと考えています」と述べ、前提を置かず、協議の進め方も含めて話し合いたいとする前任の支社長の方針を引き継ぐ考えを強調しました。
そして、できるだけ早いタイミングで沿線自治体との話し合いに入る意向を示しました。