西日本豪雨で、県内で最も多い30人の犠牲者が出た呉市では災害復興会議が開かれ、復旧の現状などが報告されました。

呉市役所で開かれた災害復興本部会議では、まず、出席者全員で西日本豪雨の犠牲者に黙とうを捧げました。
会議では各部署の担当者が災害から6年の復興状況や今後の防災計画などを報告しました。

呉市では道路や河川などの復旧事業が今年3月までに全て完了し、現在は、広島呉道路・クレアラインの4車線化整備や、学校施設の耐震化など新たな防災インフラの整備に力を注いでいます。

【呉市・新原芳明市長】
「今なさねばならないことをもう一度確認する。忘れることがないように継承して、市民にも災害のことを頭に置いて準備していただく」

呉市は、今後、西日本豪雨の被災状況を記録した映像資料の公開やパネル展などソフト面を中心に、防災・減災への取り組みを進めることにしています。