下田須崎港「ほうえい丸」の狙う新島沖のキンメ!梅雨時は大型のチャンス!取材日は2.4㎏筆頭に2㎏級もチラホラ姿を見せてくれた。3㎏級も期待十分だ!

2.4㎏など大型主体に8点掛けも達成!3㎏級も期待十分! 夢のキンメ釣り場

「ちょと違う所をやってみますよ」。

拾い釣りの様相ながら順調だったポイントを見切り、大きく移動する土屋佑二郎船長。

残り2投、あえての決断は吉と出るか、それとも…。

今年の新島キンメは近年にない好釣果

sikake_60-2_1622109830 5月16日は南伊豆須崎港「ほうえい丸」からGW翌週恒例のTEAM OKAMOTOキンメ仕立。

当初予報が悪く正直出船は諦めていたが直前で大幅好転。

懸念された大雨もなく絶好の釣り日和に恵まれる。
 
近年「低空飛行」の傾向が続いた新島沖キンメダイだが、今年に入って復活。

良型ぞろいでクーラーが埋まる画像が随所に見られる好調ぶりに「今回は良い画になりそう」と期待膨らむ出船前。
 
前日稲取でのアカムツ取材は5人で16時まで粘り倒すも35cm前後を筆者2匹、ジギング3匹の船中5匹で型見ず3人。

「これじゃあ駄目でしょう」の船長コメントでボツ決定。
 
精神的はともかく長時間乗船の肉体的ダメージ少なからず、で臨む事になったこの日。

「ヘビータックルキンメ初挑戦の2人が釣ってくれれば、自分はオカズだけあれば…」と、えらく謙虚!?な気持ちの半面、15本バリの下5本には「キンメには基本あり得ないビッグサイズ」のサバタンザク。

4月22日の乗合で上がった6.4kgの大ムツを意識しまくりのシークレットディザイアー丸見えと、何ともチグハグな状況に「お前はもう死んでいる!?」
 
定刻4時40分、定員の8名で水深300mからスタート。

ヘビー初挑戦の二人もスムーズに投入を済ませ一安心。

「着底したら糸フケを取って、もう一度落としてそのまま待って。アタリがあったら送って下さいよ」など、ポイント毎に佑二郎船長が出す仕掛操作の指示を確実に実践するのが基本中の基本、釣果への近道だ。

自分勝手な操作は釣れないだけでなく、オマツリなど同乗者にも迷惑がかかるので厳禁だ。 TM0615_report2_05_1622110214 いわゆるヘビータックルの深海釣り。筆者は「アルファタックル ディープインパクト カイザーG」に「ミヤエポック CZ9 キンメスペシャル」の組み合わせ TM0615_report2_06_1622110233 筆者は15本バリに大ムツ狙いの特大サバタンザクとロールイカタンをセット。オモリは鉄筋1.8㎏

あんなデカいキンメが いるんですか!

待つことしばし、胴の間の一人が食わせ、ややあってトモの筆者にも「これぞキンメ」の明確なアタリ。

指示通りラインを送り出すが、追い食いなく巻き上げの合図。
 
ファーストフィッシュは必要以上に慎重に巻きがち、は「新島キンメあるある」。

グラマーな1.2kgにオカズは確保とひと安心!?
 
2投目は初挑戦者含む3人が10匹、7匹、3匹と早くも見せ場を作り、3投目にはミヨシ側で3連。

1kg未満はほぼ皆無でいずれも幅広肉厚ボディ。

今季好調を実感させる魚ばかりだ。
 
4投目はやや深みに移動。

仕掛け操作は「張り伸ばし」に変わる。

着底後一定のテンションを維持しつつ、張り過ぎず、弛め過ぎず、でストップの指示までラインを送り続ける「新島キンメの基本釣法」とも言える操作だ。

この流しはミヨシ3匹、2番手5匹と繋げ、胴の間では「これぞ新島キンメ」の1.9kgが飛び出す。

ビッグワンを間近で見た初挑戦者が「あんなデカいキンメがいるんですか!」と目を丸くするのも新島沖らしい場面。

本日最大の見せ場は 8連もある多点連発!

そろそろ巻き上げ合図かな…まで伸ばしたところでやっとアタった筆者の魚はサイズアップの1.5kg。

もうこれ以上は食べ切れない!?

5投目は0〜5匹。

胴中は2kgを追釣、3番手は当日最大となる2.4kgを上げて破顔一笑。

自身も1.3kg2匹を追釣する。

「あと3投ありますからね。まだまだ頑張ってくださいよ!」佑二郎船長の檄が飛ぶ。
 
6投目も何人かが食わせたが、筆者含めいずれも単発。
 
そしてポイントを大きく移した7投目。最後に投入した筆者の仕掛けが水深450mに着底した瞬間、カイザーGの竿先が派手に舞い込む。

何度体験してもテンションが上がる「これぞキンメ」の名場面。

「食ったよ!」すかさず船長に合図を送れば無言で頷く。
 
筆者のコールを皮切りに全員に次々とヒット。

全ての竿先がガクガクと揺れる。

「ここはどんどん伸ばして。糸を張ったら食わないですよ!」と、先ほどとはまた異なる仕掛け操作の指示に従いラインを送れば思惑通りに追い食いのサイン。

この流しは船長指示でトモの筆者から巻き上げ開始し、ビッグベイト部分に4匹。
 
ミヨシの8連をトップに隣席6連など全員が複数を釣り上げる「この日一番」の流しに船長も「してやったり」の笑顔を見せる。

「例年はもう少し小振りが中心の場所だけど、今季はどこも型ぞろいですよ」の言葉通り、最小サイズでも41cm、1kgと大満足。
 
ラストも同ポイントにアプローチしたが「ちょっと外した」と苦笑した通り前回には及ばず。

それでもミヨシが8匹連ねるなどして数を伸ばす。
 
船中釣果は2.4kg〜1kgを10〜24匹。

ミヨシ側2人と胴の間が20匹を超えた。
 
ちなみに10枚は筆者。

大ムツを意識したビッグベイトメインが思いっ切り裏目に出た。

乗合船では2.5kgも出ており、今狙う価値は大なのである。
 
色々と伏線はあったものの、もう少し真摯にキンメと向き合うべきだった…かな?

新島キンメは今後も有望。

海況安定の梅雨時は更に期待が膨らむ。

新島沖のキンメダイ 釣行レポート

梅雨時は大型のチャンス!3kg級も出る!!

TM0615_report2_07_1622110612 仕掛け投入はひとりずつ順番に。トラブルのないよう慌てずに TM0615_report2_03_1622110458 きな紅い魚体が次々と海面に姿を現す。これぞ深海釣りのダイゴ味! TM0615_report2_01_1622110702 大型キンメの多点掛けが楽しめる新島沖のキンメダイ。 TM0615_report2_02_1622110714 梅雨時はとくに大型のチャンスだ! TM0615_report2_08_1622110747 この日は2.4㎏を筆頭に2㎏級がけっこうまじり、小さくても1㎏級というサイズだった。狙うはさらに大きな3㎏級!! TM0615_report2_09_1622110787 お見事!これは快感!! TM0615_report2_10_1622110840 筆者は4点掛けまででした…。もちろん満足! TM0615_report2_11_1622110871 船中皆、大満足の釣果でした!! TM0615_report2_04_1622110885 筆者が作った超ゼイタクキンメ料理「キンメの塩釜焼」。絶品の味!! TM0615_report2_13_1622110930 今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・下田須崎港「ほうえい丸」
下田須崎港「ほうえい丸」の狙う新島沖のキンメは周年通して楽しめるターゲットだが、なかでも梅雨時は3㎏級「ジャイアントサイズ」の可能性が高い『狙い目』だ。
 
この日はTEAM OKAMOTOメンバー8人で、3月にエンジンを載せ替えたばかりの「ほうえい丸」8号船をチャーターし、「日本一のブランドキンメ」と名高い、新島キンメとの対面を期す。

ここ数年は厳しい釣りを強いられることが少なからずある新島沖キンメだが、今期は久々の好調を維持しているようだ。大型クーラー満タンも珍しくはないらしい。
 
新島キンメ初挑戦者を含む今回の釣行だが、土屋佑二郎船長自らのレクチャーとメンバーの真摯なスタンスが、良型キンメがズラリと連なる「ヘビータックルキンメの真骨頂」を呼び込んだ。
 
この日期待していた3㎏級の新島サイズ大キンメや、釣れればうれしい余禄の大ムツは姿を見せなかったものの、2.4㎏筆頭に2㎏級もチラホラ姿を見せてくれた。
 
この日上がった最小サイズのキンメでも、幅広肉厚の1㎏という型ぞろいぶりは「好調の証」以外の何物でもないだろう。
 
ヘビータックルのキンメ釣りは深海釣り初心者には少し敷居が高いかもしれないが、ポイント毎に船長から出る仕掛け操作指示を確実に行えば、入門者にもビッグチャンスがあるのが新島キンメだ。
 
海況安定の今後は「ほうえい丸」もう1枚の看板である銭洲遠征共々、ベストシーズンに突入する。

以上の記事は「つり丸」2021年6月15日号の掲載記事です。