東伊豆・夜のイカブリが開幕!今年は初出船から5㎏、6㎏の良型も姿を見せる好調ぶり!丸々太ったワラサ&ブリの連続ヒットもあるぞ!

一昨年型見ずだったイカブリに再び挑戦! 今年は5kg級を取り込みリベンジ成功

東伊豆沖の夜を熱くする釣りがイカブリ。

本来は釣ったヤリイカをエサにブリを狙うが、最近は各自でヤリイカを持参する。

今年は11月13日より出船開始。

筆者も当日、伊東港「三好丸」から取材に乗り込んだ。

まずはムツがヒット 強烈なアタリはバラシ

shikake_064_1637850969 「行く前に鮮魚店でヤリイカ買おう」と思ったら、当日はヤリイカが不足。

しかも高速道、国道とも渋滞に巻き込まれてしまい、集合時間の16時過ぎに何とか港に到着。

三好研吾船長と3名のお客さんに挨拶し、16時30分に速攻で出船した。
 
船がスローで走っている間にレインウエアを着て、タックルを船のキーパーにセット。

一昨年の取材で筆者は型見ずのため、「今度こそ仕留めるぞ!」と気合が入る。
 
晩秋の夕暮れ、赤い富士山と伊東の町灯りを背に初島周りに向かう。

「昼は川奈の方をやっていたよ。こっちは10月に来ているので、大きくなってるといいけど」と船長は言う。
 
場所では、すでに網代の船が数隻集結。早くも反応が出たか?
 
船団からやや離れ、17時過ぎにスパンカーを立て投入。

「タナは底から5m。時々誘ってもいいですよ」
 
水深は70m前後。左舷ミヨシの筆者はエサが少ないので、まずは撮影。
 
間もなくアタリが出始めるが、30㎝前後のムツ。オカズに最高だ。

ムツの仕掛けを出す人も。これも楽しそう。
 
すっかり暗くなるが、月明りが伊豆大島を照らす。
 
18時、左舷トモで、穂先にケミホタルを付けたサオが大きく絞り込まれた。

強烈な引きに良型を期待し、電動リールをギュンギュン巻き上げるが、途中でバラシ…。

20号以上の太ハリスは傷がなければ切れない。ハリ外れだ。 TM1215_report3_09_1637852028 オモリは120号。片テンビンを介して仕掛けをつなぐ

ついに5.8kgの本命が取り込まれた!

TM1215_report3_10_1637851986 エサは鮮度のいいヤリイカがベスト。この日は冷凍ヤリイカを使ったが、生ヤリイカや生きたヤリイカが用意できるなら各自で準備するといいだろう この機会に筆者も投入するが、いつの間にかエサが取られる。

この海域はムツやスミヤキ、サバも多く、死にエサは消耗がはやい。
 
1杯数百円する大型ヤリイカではなく、胴長10〜15㎝の小ヤリがいい。

最低でも20杯以上は持参したい。
 
エサの付け方は、生きエサならヤリイカを弱らせないよう親バリは軟骨を避け、孫バリは水管に軽く通す。

死にエサはゲソを抜かれやすいので、孫バリは胴と頭を縫い刺しだ。
 
エサの動きを安定させるため、8号前後のナツメオモリも重要。

親バリの5cmほど上に編み付けで止める。
 
船長の指示で仕掛けを回収。少し走って船団に合流。

こちらではポツポツと竿が曲がり、魚を取り込んでいる。
 
さっそく投入し、底から5m巻き上げた後も盛んに誘うが本命のアタリはない。
 
18時40分、左舷ミヨシでアタリ。

こちらも強烈な引きで、硬い竿がひん曲がる。落ち着いたやり取りでタモに収まったのは5.8㎏の丸々したワラサ。

これで取材成立! 大喜びでシャッターを切る。
 
魚が釣れると船長が大きな角氷を出してくれる。
 
しばらく本命のアタリは遠ざかるが、その間にサバやスミヤキが食ってくる。

この釣りはムツ、スミヤキの歯で親バリと孫バリの間のハリスが傷みやすい。

親バリのフトコロに孫バリのハリスをユニノットで結び直す。

筆者は素早く結べて、スッポ抜け対策で環付きバリを使う。

トップは3本! 筆者もゲット

時々潮回りしながら続けるが、集魚灯と船の灯りが海に浮かぶさまは幻想的。

漁火の世界で獲物を狙うのも乙だ。
 
19時50分に左舷トモで再びアタッた。こちらも5kg級。

その直後にミヨシでも「モゾっとした」と、大アワセが決まって5kg級。

今年は魚の型が良い。

「今がチャンスだよ」
 
筆者も底から5mのタナをキープし、たまに誘い上げるくらいに留めるとアタるが、大サバとスミヤキ…。
 
左舷ミヨシでは3本目。大型クーラーにちょうどいい。

120号オモリでもほとんど曲がらない強力なサオを使っている。
 
筆者の「ブルーバウト」は先が軟らかい。

ドラグをがっちり締めると明確なアタリ。スミヤキを追加。
 
21時頃、グッと穂先が入り、アワせると乗った! これまでと段違いの強烈な引きが伝わってくる。

万全を期してキーパーに掛けたまま巻き上げる。

「マーフィックス」のレバードラグは魚が突っ込んだ時にわずかに滑る程度。

ハリスを手繰り、同船者のタモに収まったのは5kg弱のワラサ。

これでリベンジ成功。最高の1本だ。
 
左舷トモでも食った。取り込まれたのは4kg級。

太い仕掛けでチャンスタイムを逃さず、掛けたらガンガン寄せていこう。
 
じょじょに周囲の船も減り始めたが、最後のエサを投入した22時30分に沖揚がり。

「船長、この釣りのコツは?」

「竿は硬めで、食い込ませてからしっかりアワせること。竿が軟らかいとハリスの太さをいかせない。
時合いを逃さないために、仕掛けは何本かあるといい」
 
釣り場で血を流すのはサメを寄せるので厳禁。

帰港後にエラと内臓を抜き、周囲を海水で洗い流す。

「今日は早めに回れば良かったかも。アタリあったから粘っちゃった」と船長。
 
本日の釣果は4〜5.8kgのワラサ0〜3本。

僚船では6kg級まじりでトップ6本、9本と釣れている。

5kg級が多く、食べ応えがある。
 
取材日は緊急事態宣言解除&紅葉の時期で予想以上の渋滞。

午後船に慣れているなら常識かも知れないが、深夜〜早朝の釣行が多い人は「昼は伊豆で食べる」つもりで早めに出発すれば安心。

筆者も次回はさらに早く出て、温泉に入ってから釣りたい。
 
日によってムラはあるが、時合いに入れば次々に食ってくるイカブリ。

今年いっぱいまで出船する見込みだ。

今後はブリ級も期待できるだろう。

東伊豆・イカブリ 釣行レポート

今シーズンも好スタート! 東伊豆・夜のイカブリ開幕!!

丸々太ったワラサ&ブリの連続ヒットもあるぞ!!

TM1215_report3_07_1637851238 釣り場は初島沖周辺 TM1215_report3_08_1637852140 釣り場の水深は70〜80m TM1215_report3_01_1637852201 船中最初の1本は嬉しい! TM1215_report3_02_1637852225 誰かにアタったときがチャンス!2本目、3本目と続くこともある TM1215_report3_03_1637852168 ヒット!力強い引きが楽しめる TM1215_report3_04_1637852299 取材者も本命を手にした TM1215_report3_05_1637852317 丸々ふとった5kg級をゲット TM1215_report3_06_1637852347 クロムツもまじった TM1215_report3_12_1637852373 今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・伊東「三好丸」
東伊豆・初島周りでイカブリ開幕。

今年は初出船から5㎏、6㎏の良型も姿を見せる好調ぶり。

集合時間は15時30分〜16時。22時30分頃に沖揚がりする半夜釣りだ。

太ハリスで豪快な引きが楽しめるご当地ならではの釣法。
 
エサのヤリイカは釣ることもあるが、基本的に各自で生か冷凍のヤリイカを最低20杯は持参する。

船にも冷凍ヤリイカは積まれているが、なくなることもあるので持参が安心。

年末に釣行を予定するなら、あらかじめヤリイカを買って冷凍保存すれば万全だ。
 
夜釣りなのでハリスは24号と極太。

エサの頭にアタックするため、孫バリを親バリより大きくする。

オモリは120号で道糸は最低でもPE6号以上。

タックルはカツオ&キハダ用、ライト泳がせ用、ライトキンメ用など硬い竿がお勧め。
 
タナは底から5m。死にエサは時々動かして誘うのも有効。

ムツやスミヤキのような歯の鋭いエサ取りもいるので、ハリスの傷はマメに確認しよう。

「イカブリは12月いっぱいまで楽しめそうです。アタったらエサが大きいので、よく食い込ませてからアワせてください。仕掛けは2〜3組いります。ヤリイカのオモリは80号です」とは、伊東港「三好丸」の三好研吾船長。
 
今年の釣り納めは出世魚を釣り、思う存分味わうのもお勧めだ。

以上の記事は「つり丸」2021年12月15日号の掲載記事です。