世界最高の飛行技術を競う国際レースエアレースX。福島市にあるふくしまスカイパークでは17日、福島市を拠点に活動する日本人唯一の出場、室屋義秀選手がしびれるフライトを披露しました。

10日から始まったエアレースX今季初戦の予選。ふくしまスカイパークでは早朝から室屋選手がチームメンバーと入念な機体整備をしていました。
エアレースXの参加選手は8人。選手たちはオーストラリアやフランスなど世界中のそれぞれのホームで同じレースコースを飛行します。
エアレースXではコース上のゲートには地上にパイロンの位置を示す目印があるだけです。

室屋義秀選手
「(ゲートの)通過可能エリアのさらに詰めてラインをねらっていく、1000分の1秒を争うエアレースでは風や天候を予測しベストなタイミングで飛ぶことが重要です」

エアレースXに挑む室屋義秀選手

室屋選手は17日午後、風がおさまるのを待ってフライト。見えないパイロンのぎりぎりを攻める気迫のこもった飛行を披露しました。

室屋義秀選手
「ほんのちょっとしたミスラインどりで勝敗が決まってくる
ここでさらにお力をいただいて最後ひと押しいただいて勝ちにいきたい」

室屋義秀選手 ふくしまスカイパークでの飛行(17日)

今季初戦のレース最終日19日まであと2日。現在、室屋選手は予選で暫定2位につけていて、このあと優勝に向けて熾烈なタイムレースを繰り広げます。
フライト時間など最新情報は「レクサスパスファインダー」のXでご確認ください。