福島の夏を彩ってきた相馬野馬追は、これまで7月の最終土曜から3日間行われてきました。

日程が前倒しされた理由は、猛暑の影響です。去年の相馬市の最高気温は、甲冑競馬や神旗争奪戦が行われた2日目に35.2℃の猛暑日を記録。

厳しい暑さとなったことで、観客など83人が熱中症の症状を訴え救護されました。これは前の年のおよそ4倍です。また、馬への負担も大きく、2頭が死にました。こうした状況を受け、暑さを避けるために、5月の開催を決めたんです。

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気象台によりますと、24日以降の予想最高気温は、初日が21℃、2日目25℃、3日目は27℃で、夏に開催された去年より10℃ほど低く過ごしやすい気温となる見込みです。

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最も懸念されたのが、参加者の減少でした。例年、7月は小中学生などが夏休みを利用して騎馬武者行列などのイベントに参加していました。今年の参加者ですが、執行委員会に聞いたところ、今年は例年同様およそ1000人が騎馬行列に参加するということで大きな変化はないということです。