17日早朝、富山県小矢部市の住宅街でクマの痕跡が発見されました。市内では今月に入りクマの目撃や痕跡の情報が合わせて6件と相次いでいて、市と警察が警戒を続けています。

17日午前6時半ごろ、小矢部市矢水町の県道(藤森・岡線)の藪波川にかかる次郎島橋近くの駐車場の敷地内で、通りかかった住民がクマの痕跡を見つけました。

見つかったのは、こぶしほどの大きさのクマのフンで、連絡を受けた小矢部市の職員と警察が周辺を調べましたが、新たな痕跡などは見つかっていません。

小矢部市では今月に入り、クマの目撃情報が5件、痕跡の情報が1件報告されています。

現場は小矢部市郊外の住宅街の近くで、一級河川などが合流する地点とも近く、市はクマが川伝いに移動した可能性もあるとみています。

市と警察は住民に注意するよう呼びかけるなどして警戒を続けています。