“今の科学で地震の予知はできない”
東京大学地震研究所の古村孝志所長が17日、高岡市で講演し、いつ起きてもおかしくないと考えるのが大事だと語りました。

講演したのは、富山県小矢部市出身で東京大学地震研究所の古村孝志所長です。

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古村所長は、新潟から神戸にかけてプレートのひずみが集中する活断層の多い地域だと説明。富山は長年大地震が起きていない分いつ起きてもおかしくないと考えるべきだと指摘しました。

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石川と県境の森本・富樫断層の断層面は、小矢部・南砺方向に、呉羽山断層の断層面は高岡方向に傾斜していて、県西部での対策の重要さをあらためて喚起しました。

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東京大学地震研究所 古村孝志所長:「今の科学では地震は予知できない。予兆があると思ってずっと研究してきたがわからなかった。防災が一番大事」

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自宅や勤務先の地震による影響を「揺れやすさマップ」などで事前に確認しておき、被害を軽減できるよう、住宅の耐震化、家具の固定などを備えてほしいと呼びかけました。

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