17日夜、富山駅前に、ある愛好家たちが大集合。行き交う人たちを楽しませました。

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先週金曜日の午後6時半すぎ。富山駅前には、次々と望遠鏡を準備する人たちが…。

富山県天文学会のメンバー:「私の望遠鏡は月と明るい一等星見ていただきたいなと思っています」

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記者:「えっこれが望遠鏡なんですか?」

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富山県天文学会のメンバー:「これが望遠鏡なんです。GPSを受け取って位置情報をわかるんですね」

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記者:「どこで(空が)見えるんですか」

富山県天文学会のメンバー:「見えないんです。スマホでしか。ここに画像が来るだけです」

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10台以上の望遠鏡がずらりと並び始まったのが天体観測の愛好家でつくる「富山県天文学会」のゲリラ観測会です。

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愛用の望遠鏡を持ち寄って、予告なしで天体観測を楽しんでもらうイベントです。中には、こんな望遠鏡も…。

富山県天文学会のメンバー:「『電視観望』という技術を使って、すごく高感度なカメラなんですけど」

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記者:「『電視観望』って?」

富山県天文学会のメンバー:「これです。こんなちっちゃな、これ望遠鏡です」「最近はだいぶカメラの精度が上がったんですけども、街なかでも明るいところでもかなり暗い天体が見えるようになってきました」「まあ、とりあえずこんなんで、前の画面で来た人に見えるようにします」

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この日の観測のメインは月ですが、望遠鏡には行列ができる人気ぶり。

通りすがりの参加者:「わーすごい、きれいに見える」

通りすがりの参加者「わっ、何こんな風に見えるの?」

最近は、レンズから見えた天体をそのままスマホにおさめて楽しむこともできます。※提供写真

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スマホで見る天文学会のメンバー:「はい、今、月見てますので、もしよかったら月ごらんください」「この望遠鏡で見えてる月をスマホで見えてるんですけど。今ここで映したものがこんだけきれいに映るんです」

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高校生女子:「これですか?」

メンバー:「これを望遠鏡で見たらこんな風に」

高校生女子:「えーすごっ」

富山市の天文台は3年前に廃止となっていて、2029年度には富山市の街なか・城南公園に「天体観測室」が設置される計画です。

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この動きを後押ししたいと、県天文学会のゲリラ観測会は、街なかの天体観測の可能性を大勢の人たちに伝えるが狙いです。

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県天文学会のメンバー:「画面よく見てください、止まってないですよね、ゆらゆらゆらゆら何か揺れてますよね。これ何で揺れてるかわかりますか」

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通りがかった女性:「熱ですか?」

富山県天文学会のメンバー:「いい線いってますね、空気の揺らぎです」

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通りがかりの女性:「こんな街なかでもきれいに見えるんだなと思ってすごいなと思いました」

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富山県天文学会 安井利行会長:「宇宙のロマンっていうんですかね、不思議だなって思ってもらえたらいいかなと」「空が明るくてもやれることがあるよと。それで宇宙の不思議なところを見ることができる、それをわかっていただきたいなと」

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街なかで感じる宇宙へのロマン。次のゲリラ観測会は秋の予定です。

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