4月27日から始まったゴールデンウイーク。車で出かける人が多い中、気になるのは高速道路の渋滞です。2024年のゴールデンウイークの渋滞予想と回避方法について、ネクスコ中日本の高速道路ドライブアドバイザー、林修平さんに話を聞きました。

24時間365日、渋滞などの情報を収集

道路管制センター

ネクスコ中日本の道路管制センターでは24時間365日、情報収集をしています。そうした日々の渋滞のデータなどを基にネクスコ中日本が渋滞予測を作成。専用サイトで日付や道路を指定すると、いつどこで、どれくらいの渋滞が起きるのか確認できます。

ネクスコ中日本 林修平さん:
「渋滞予測をしっかりと活用できれば、ある程度避けられます」

ゴールデンウイーク後半に渋滞が集中

グラフ

――ゴールデンウイークに10キロ以上の渋滞が何件発生するのか、1日ごとに予測したグラフです。なぜゴールデンウイーク後半に、渋滞が集中しているのでしょうか。

「過去の傾向から5月3日から5日に出かける人が多いので、後半に渋滞回数が多くなると予想しています」

東海地方の20キロ以上の渋滞予測

2024年GW後半、20キロ以上の渋滞予測(東海地方)

ゴールデンウイークの後半、特にどこで長い渋滞が起きるのかを抜粋しました。

●東名 岡崎IC付近
 上り⇒5/3 午前9時ごろ
 下り⇒5/3 午前9時ごろ

●新東名 岡崎東IC付近
 上り⇒5/3〜5/4 午前9時ごろ
 下り⇒5/4〜5/5 午後5時ごろ

●東名阪道 亀山PA付近
 上り⇒5/3〜5/5 午後3時ごろ
 下り⇒5/3 午前8時ごろ

●伊勢湾岸道 弥富木曽岬IC付近
 下り⇒5/3 午前7時ごろ

岡崎ICや弥富木曽岬IC付近は30キロの渋滞か

ネクスコ中日本 高速道路ドライブアドバイザー 林修平さん

――特に岡崎ICの上りや弥富木曽岬IC付近は、30キロメートルの渋滞が予想されていますね。

「このあたりは、毎年必ず大きな渋滞が発生する場所になっています。ゴールデンウイークで交通量が増えるほか、上り坂などで速度が低下しやすいので大きな渋滞が発生してしまいます。

日にちを変えることが難しい場合、渋滞が予測される時間を少し避けていただくだけで、渋滞は回避できます。ゴールデンウイークのドライブを快適に楽しんでもらいたいです。そのためには、ほかの人と違う行動をするのも大事かと思います」