買い物中に驚いたという人も多いのではないでしょうか。野菜の王様とも呼ばれるブロッコリーが今、異例の高値となっています。

■3倍超!ブロッコリー“異例高騰”

 大きめにカットされたブロッコリーをふんだんに使い、10秒ゆでで新鮮な歯ごたえを残したブロッコリー盛。

 店の客100人中100人がオーダーするという、この看板メニューに危機が訪れています。

とし店長
「ブロッコリーは150円で仕入れて提供。今回その3倍から4倍の金額。自分たちもびっくりしている」

 国民生活にとって重要な“指定野菜”に2026年度から追加。野菜の王様とも称されるブロッコリーに異変が…。

 今年2月中旬、1キロあたり302円だった卸売り平均価格が先週993円に高騰しているのです。

■「かなり高い」ブロッコリー“高騰”

 ブロッコリーをこよなく愛する筋トレ愛好家に動揺が広がっています。

ジム利用者
「栄養素がかなり高いのでしっかり食べている。スーパーで見ると(価格が)かなり高い」

 野菜の王様、ブロッコリー。ビタミンやカルシウム、食物繊維など栄養素が豊富なうえ、たんぱく質が他の野菜と比べて多く含まれることから、良質な筋肉を付けたいジム利用者などの必須野菜として親しまれています。

 ブロッコリー高騰のこのご時世、どのように過ごしているかというと…。

ジム利用者
「いつも冷凍ブロッコリーを買っている。毎日、1つかみ分ぐらい」
「冷凍を使う。業務用スーパーを使っている。そんなに高騰感は感じない」

 価格が変動しにくい冷凍ブロッコリーを使っている人が多くいました。

 スーパーでは…。

アキダイ 秋葉弘道社長
「ゴールデンウィーク前後に異常な高温がありましたよね。30℃超えとか、その影響で皆、駄目になってしまった。本来下がる時期に逆に上がったのが今年の傾向」

 ではブロッコリーの買い時はいつなのでしょうか。

アキダイ 秋葉弘道社長
「今より週末にかけての方が基本的には下がる。平年並みまでいかないが、買いやすい価格になってきていると思う。産地リレー、要は次の走者が走り始めたということが言える。6月半ばくらいをめどに平年並みになるのではと思う」