備蓄米が大手に 「3つの課題」

テレ朝news5/29(木)20:16

備蓄米が大手に 「3つの課題」

■大手小売業者に届いた備蓄米 3つの課題は?

 来週までに2000円台の備蓄米を目指す小泉農水大臣。

 自社精米工場を持つアイリスオーヤマなどは、スピーディーな作業が予想されますが、全体を見渡すとどうなのでしょうか。

3つの課題「精米」「配送」「転売」
3つの課題「精米」「配送」「転売」

 今回は、番組の取材で見えた3つの課題「精米」「配送」「転売」に迫ります。

 精米工場を持たない小売業者の備蓄米の精米を担う、岐阜県の卸売業者は詰めの段階を迎えていました。

 およそ1時間半に及ぶ商談を終え…。

ギフライス 恩田喜弘社長
「最速で30トンくらい委託希望でした」

 小売業者の希望と、工場での作業の実現性を考慮しての話し合いが行われたといいます。

 その精米に追われる現場を取材すると。

ギフライス 恩田喜弘社長
ギフライス 恩田喜弘社長
恩田社長
「(Q.かなりの量がある)そうですね。かなりの量を小売店に出荷している」

 見渡すと、通常の銘柄米に以前の競争入札の際に仕入れた備蓄米など、さまざまです。

 ここでは1日で36トン、1週間でおよそ180トンの精米が行われています。

 そんななか、現状、小売業者からの備蓄米の精米依頼状況はどうなのでしょうか。

「きょうの段階で4社…。1社増えまして、4社今来ています」

 28日に商談をした小売業者以外にも、複数の業者から依頼が来ていました。

「(Q.過去に小売りから精米依頼は?)大手小売りさんから委託精米は過去にない」

 この事態には長年コメに携わる恩田社長も驚きを隠せません。

「今までの商流からいくと、僕らが大手小売りさんにコメを提供するという形。今回の随意契約で販売されたコメというのは、末端の小売りから当社に精米依頼がかかっているので、通常の商流の逆になるので、初めてです」
逆流の流れ
逆流の流れ

 こちらの卸売業者は、前回までの競争入札で160トンの備蓄米を仕入れています。今回は、政府から直接仕入れた小売業者から委託される、いわば逆流の流れになっています。

 かなりの量の精米作業があるように見えますが、作業は追いつくのでしょうか。

「キャパ的にかなり今タイト感がある」
「キャパ的にかなり今タイト感がある」
「キャパ的に、かなり今タイト感がありまして。全国の卸さんすべてそうだと思うが、うちも週に30トンできるかできないかくらいのキャパしかない」

 このように、精米できる量に限りがありますが。

「比率が小泉さんの…備蓄米の比率が上がってくると思う」

 来週に間に合わせるため業務の内容を変更して行われています。

「6月に入るとたぶん…小泉さんの随意契約の備蓄米をメインに切り替えていかないと、もう仕事が回らないので」

 さらに、悩みはそれだけではありません。

悩みは他にも…
悩みは他にも…
「今回の小泉大臣の随意契約の備蓄米は、運賃は国が持ってくれるが、トラックの荷台渡しという形で、買い取った小売り(業者)がコメを(トラックから)降ろす作業があるみたいで。あとは(パッケージの)袋の問題がすぐに間に合うか。袋代も上がってきているし、やはり経費はね」

 今までとは違う作業の連続ですが、時間は待ってくれません。

「消費者が2000円のコメを待ちに待っていると思うので、できるだけその部分は協力して早く精米したい」

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