清水美砂 17歳のときに初めて受けた映画のオーディションのヒロイン役で芸能界デビュー!

テレ朝news5/30(金)13:59

清水美砂 17歳のときに初めて受けた映画のオーディションのヒロイン役で芸能界デビュー!

■本木雅弘さんとキスするシーンが…

1992年には、映画「シコふんじゃった。」が公開。この作品は、大学の卒業と引き換えに(大学の)相撲部に入ることになった大学4年の秋平(本木雅弘)が奮闘する様を描いた異色相撲コメディ。清水さんは、相撲部のマネジャー・川村夏子役を演じた。

「『シコふんじゃった。』は、本木(雅弘)&竹中(直人)組と柄本(明)組に分かれていたんですね。私は、本木さんと竹中さんがお二人で芝居の話をなさっているのを金魚の糞のようにくっ付いてずっと聞いていたりしていてすごく面白かった。

柄本さんは、役者としてもそうだし、人間としての面白さをボソボソッとおっしゃるんですね。それが本当に面白くてね。すごく勉強になりました」

――本木さんと清水さんがお二人でシコをふむシーンが印象的でした

「本当はあの後に『キスをする』というシーンがあったんです。でも、あの作品はほとんど順撮りで、キスシーンが最後のシーンの予定だったんですけど、みんなで話していたら監督も『そういう設定で僕は書いたけど、ここでは多分もうキスしないよね』ってなって。

でも、ナシにして良かったと思います。あれでキスしていたら、さらにその先が見たいってなってくるじゃないですか。まだそこまでの関係になっていない二人なので」

――結構微妙な関係でしたね。お互いに惹かれ合っているのにはっきりとは描いてないというか

「そうなんですよね。何か作りながらいろいろ変化していったという感じだったので、それもまたすごく勉強になりました。やっぱり台本で読んでいても、作っているとどんどん変わっていく…というのはこういうことなんだって思いました。

必ずしも台本通りきっちりとは収まらない。役者としてぶつかり合って一つのシーンを作っていくわけで、『こういう風になるよね』って。本当に面白かったですね。勉強になりました」

――荒井晴彦さんが昔「ヨコハマ映画祭」の授賞式で、『自分が汗水垂らして書いた脚本を監督が撮影現場で変えてしまう。だから変えられないためには自分が監督をやればいいと思って監督をやってみたら、やっぱり変えざるを得なかった』とおっしゃっていました

「やっぱりそうですよね。映画は一人の人間だけで作っているわけじゃなくて、いろんな方たちと一緒に作っているわけですから」

同年、映画「おこげ」(中島丈博監督)に主演。この作品は、男性恐怖症の女性・小夜子(清水美砂)がゲイのカップル、剛(村田雄浩)&寺崎(中原丈雄)と出会い、彼らの愛すべき姿に惹かれていく様を描いたもの。小夜子は、寺崎の妻にバレた二人が別れた後、剛が惹かれた男性によってひどい目に遭うことに…。

――当時はかなり衝撃的な作品でしたね

「そうですね。あの当時は、いろいろ言われて、『こんな作品に出るな!』と怒られたこともありました。でも、私としては、何で出ちゃいけない作品があるのかがよくわからなかった。この作品は本当に中島丈博監督の思いが詰まっている作品で、『小夜子は清水さんでいきたいな』っておっしゃってくれたのがすごくうれしかった。

ただ、ヌードシーンがあったので、いろいろ葛藤はありましたけれども、やっぱり必要なシーンではありますから、そういう意味でも覚悟が必要な作品でした」

――男性恐怖症だった小夜子は、愛し合う剛と寺崎を見て応援することにします

「はい。二人の絡みがすごく美しく見える。私も母が水商売をしていまして、ゲイの方たちが勤めていらしたので、小さい頃から(ゲイの方たちと)触れ合っていたんですね。だから何の問題もありませんでした。本当に美しいと思ったし、すごく思い出のある作品です」

――村田雄浩さんと中原丈雄さんのカップルがとてもいい感じでしたね

「でも、ご本人たちは、現場では本当に大変だったんですよ。お二人が葛藤している姿を見て、本当に私が替わってあげたいと思うくらいでした。お二人はゲイではないのでどんなに考えても理解しがたいところがあるんですよね。だから、そのたびにお二人が話し合っていて本当に大変そうでした」

――中原さんはずっと舞台でやってらして、初めて本格的な映画でしたしね

「そう。でも、すばらしかったですね。葛藤があったからこそだと思います。あの映画で中原さんは、本当にゲイだと思われたぐらいすばらしかった。やっぱり苦労と戦いというのは大事だなって思いました」

――清水さんが演じた小夜子は、純粋に二人を応援していただけなのにかなりかわいそうな目に遭うことになりますね

「『子どもを抱えて苦労して、こんな目に遭っちゃうの?』って思いますよね。でも、最後の最後にこれからは少し幸せになれるかも…という感じだったので、それは良かったかなって思いました」

清水さんは、「おこげ」で報知映画賞主演女優賞、山路ふみ子映画賞新人女優賞、日刊スポーツ映画大賞新人賞など多くの賞を受賞。若手実力派俳優として広く知られることに。次回は、今村昌平監督の映画「うなぎ」と「赤い橋の下のぬるい水」の撮影エピソードなども紹介。(津島令子)

※清水美砂プロフィル

1970年9月25日生まれ。東京都出身。1987年、映画「湘南暴走族」でデビュー。連続テレビ小説「青春家族」、大河ドラマ「徳川慶喜」(NHK)、「3000万」(NHK)、映画「うなぎ」、映画「カンゾー先生」(今村昌平監督)、映画「カムイのうた」(菅原浩志監督)、映画「BISHU〜世界でいちばん優しい服〜」(西川達郎監督)、映画「海の沈黙」(若松節朗監督)などに出演。映画「囁きの河」が6月27日(金)〜熊本県の熊本ピカデリーにて先行公開、7月11日(金)より池袋シネマ・ロサ、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開される。

ヘアメイク:佐々木博美

スタイリスト:村上利香

衣装:LEONARD

アクセサリー:UNOAERRE

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