俳優の山崎賢人(29)、染谷将太(31)、板垣李光人(22)が9日、都内で、映画「陰陽師0」(佐藤嗣麻子監督)の大ヒット御礼舞台挨拶を行った。
作家・夢枕獏氏の小説シリーズを原作に、佐藤監督が脚本を手掛け、安倍晴明(山崎)が陰陽師になる前の、知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリー。
撮影で苦労したことを問われた山崎は「手の動きと呪文を同時にやるっていうのが結構難しかった。指の形も特徴的で、普段は使わない形が多いので、かたいんですよね。なので、ほぐしたりしながら、呪文も覚えながらやるっていうのが難しかった」と振り返った。
佐藤監督は「指が長くて、みんな見とれていた」と山崎の手の美しさを絶賛し、晴明とバディーを組む源博雅を演じた染谷は「(山崎は)現場でもブツブツ呪文を唱えていた。なかなかいないよ、呪文をずっと唱えている役者なんて」と言い、山崎は「怖いよね」と照れ笑いだった。
また、この日のイベントでは、原作者の夢枕氏がサプライズで登壇。3人それぞれに手書きのメッセージとイラストが描かれた色紙が贈られ、山崎は「めちゃめちゃうれしいです、かっこいい。額に入れて大切に部屋に飾りたいと思います」と大喜び。夢枕氏と旧知の仲という佐藤監督が「売れるかもよ、高く」とジョークを飛ばすと、染谷は「すぐにバレますよ」と冷静にツッコんでいた。