「KinKi Kids」の堂本光一(45)が9日、東京・帝国劇場で上演中の主演ミュージカル「Endless SHOCK」夜の部で、国内演劇の単独主演回数2018回を達成。故・森光子さんが舞台「放浪記」で打ち立てた記録2017回を抜き、単独1位となった。
上演後、客席に向かって「2000年から始まって、ここまで長くやらせてもらえるなんて思っていませんでした。ましてや、今日は2018回目の公演です」と改めて伝えると、祝福の拍手がわき起こった。
その後のスペシャルカーテンコールでは、サプライズゲストとして大阪公演に出演する中山優馬、11月の帝劇公演に出演する上田竜也のほか、過去に同作へ出演し、事務所の後輩でもあった今井翼、屋良朝幸、米花剛史、町田慎吾らもお祝いに駆け付けた。堂本は「マジか!ヤバいね」と天を仰いで驚き、「いろんなものを超えた形がここにあるね」と“肩書”の垣根を超えた再会を喜び、次々とハグした。
2000年に初代ライバル役を務めた今井は「光一くん、大記録達成おめでとうございます!」と駆け寄り、「未成年の時に初めてステージに立たせてもらって、光一くんは今でもステージに立ち続けていて、本当にかっこいいと思います。40代の鑑(かがみ)です!」と尊敬のまなざしを送った。
奇しくもこの日は、森さんの誕生日。森さんの大記録を塗り替えたが、「森さんと同列には並べられない。今も昔も変わらず偉大な尊敬する大先輩ですから」と恐縮。脇役時代が長かった森さんの言葉である「あいつより うまいはずだが なぜ売れぬ」を引用し、「自分は逆。“あいつより下手なんだから命を燃やさないと”って思ってやってきた。自分には何もないですから、命を燃やして、その輝きをお届けするしかないなと思ってきた次第」と心持を語った。
「25年の中で、メンタル的には一番強い状態ですけど、フィジカル的にはキテています。体は正直です」と言うが、「こうして皆さんがお祝いしてくれるってことは、まだまだ期待しているぞってことなのかなととらえて、自分を鼓舞していきたい。『SHOCK』としては今年、終止符を打とうと考えておりますが、また新しい自分をお届けできたらなと思っていますし、周りを見渡すと素晴らしい仲間がいると実感できて、幸せな一日になりました」と満面の笑みで感謝していた。