ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎が16日、インスタグラムで、現在の体調について明かした。
山口は2022年5月から極度の倦怠(けんたい)感、疲労状態などの不調が続いており、医師から「燃え尽き症候群」との診断を受け、同年7月に休養を発表。同年11月に活動再開し、昨年10月にはソロツアーを完走した。今年4月からは、約2年ぶりの全国アリーナツアーを行っている。
インスタグラムでは「最近、また朝から日中にかけて調子が上がらない。軽い揺り戻しだと思っていたが、どうやらこれは、なかなか手強そうな底辺の尾根だ」と不調を報告。「この状態だとスケジュールを埋める勇気が出ないので、外出もなかなか出来ない。ツアー中なので、体を動かす事が必要なタイミングだが、慎重に体と心の車輪を漕(こ)がないと崖下に滑り落ちてしまうことは承知している」とつづった。
「だが、この尾根を踏破し、ツアーを全うする事が新しい自分を形成する上での責務であるし、こういう状況下で、ステージの上で最高のパフォーマンスをするという準備も2年間でしてきたつもりだ。とにかく焦らず、自分のペースを守り、その尾根の頂でシャッターを切れるように尽力するだけだ」と前向きに記している。