俳優の草なぎ剛(49)、中川大志(25)、女優の清原果耶(22)らが17日、都内で映画「碁盤斬り」(白石和彌監督)の公開初日舞台挨拶を行った。
同作は、あるえん罪事件によって娘と引き裂かれた浪人(草なぎ)を主人公に、武士としての誇りをかけた本格時代劇。疑心と陰謀渦巻く中、堅物なヒーローが囲碁を武器に死闘を繰り広げる。
囲碁がキーになる物語だが、草なぎは「僕は囲碁のルールは分からないんですけど」とぶっちゃけ。驚く中川たちに「(碁石を)置くところだけ分かっています!」と言い放ち、「囲碁のルールの話じゃないですから。それをお借りして通じていく人間模様を描いていく作品なので、囲碁が分からない方でも楽しめます」と開き直って笑いを誘った。
中川と清原は今回を機に囲碁のルールを習得。現場の隅で対戦している姿をのぞいていた草なぎは「美男美女が囲碁をしている姿って絵になる」と笑顔。「先生が教えに来てくれたけど、僕が『ルールは大丈夫』って言ったらショボンとしちゃって。機嫌を損ねちゃったと思っていたら、2人が(囲碁に)食いついてくれて助かった」と感謝。「『置くところだけでいい』って言っちゃったけど、あぁいうのはちゃんとしないといけないですね。2人は大人ですよ、賢い!」と反省していた。