ヒット曲「マツケンサンバII」の振り付けで知られる振付師、ダンサーの真島茂樹(まじま・しげき)さんが22日午後10時38分、虚血性心不全のため亡くなった。77歳だった。所属の「三喜プロモーション」が公式サイトで発表した。葬儀・告別式については、「故人ならびにご遺族の意向により近親者のみにて執り行い、後日『お別れの会』を予定しております」としている。
公式サイトは「真島は、小さい頃からの夢を実現させレビューの道を邁進(まいしん)して参りました。『マツケンサンバII』の振り付け以降は、活動の幅も広げ皆様に愛される日々を送り、自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました 華やかな生涯を刻めました事、ひとえにファンの皆様はじめ演劇・マスコミや各関係者の皆様のおかげと心より感謝申し上げます」とコメントしている。
真島さんは栃木県出身。中学卒業後に上京、高校に通いながら東宝芸能学校舞踏科でクラシックバレエ、声楽などを学んだ。卒業後、日劇ダンシングチームに入団、異例の早さでトップダンサーとなった。
ミュージカル「シカゴ」「キャバレー」「王様と私」「屋根の上のヴァイオリン弾き」、バレエ公演「真夜中の招待状」、日本舞踊「松の緑」などに出演した。
2004年、松平健が歌って大ヒットした「マツケンサンバII」の振り付けを担当、自身も一躍注目を集めた。
05年シングル「花吹雪 不夜恋」で歌手デビュー。06年お笑いコンビのレギュラーとユニット「マジーとレギュラー」を結成し、シングル「愛キラキラ」をリリース。バラエティー番組にも出演し、人気を集めた。著書に「マジーにシゲキ!」がある。愛称はマジー。