37歳年下女性との不倫騒動を「文春オンライン」で報じられ、謝罪した声優の古谷徹(70)が、8月に出演予定だった「朗読劇READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 『約束の果て』」を降板することが23日、同公演の公式サイトで発表された。
同サイトは「出演を予定していた古谷徹は、諸般の事情により降板する運びとなりました」と報告した。
さらに「出演を楽しみにされていた皆様にはご迷惑ご心配をおかけしますこと心よりお詫(わ)び申し上げます。また、関係者の皆様へ多大なるご迷惑をおかけすることを重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。
公演は予定通り上演するが、チケットはプレオーダー(抽選)受付期間中のみキャンセルが可能だという。
同公演は京都府舞鶴市で開催予定。舞鶴市は第二次世界大戦の最後の引揚港である舞鶴港があり、舞鶴引揚記念館(舞鶴市)に収蔵されている資料570点は2015年にユネスコ世界記憶遺産に登録されている。先行き不透明な時代のなか、舞鶴から日本そして世界へ、日本が世界に誇る声優による朗読劇で「平和の尊さ、平和への祈り」を届けると、PRしていた。
文春オンラインは、古谷が4年半にわたりファンの女性と不倫関係となったこと、妊娠中絶や暴行騒動などを報じた。これに対し、古谷は「大人として人間として最低の行為でした」などと認め「私の残りの人生をかけて誠心誠意償っていく所存です。どんな制裁も受ける覚悟でおります」と謝罪していた。