俳優の市原隼人(37)、女優の大原優乃(24)らが24日、都内で、映画「おいしい給食 Road toイカメシ」(綾部真弥監督)の初日舞台挨拶を行った。
連続ドラマからシリーズ化された劇場版第3弾。1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と給食マニアの生徒による、どちらが「おいしく食べるか」という闘いを描いた学園グルメコメディー。
舞台挨拶前には、市原らがサプライズで観客をお出迎え。役さながらの教師口調で、「早く行け!」「何をニヤニヤしている!」などと声掛けし、ファンと交流した。
市原は「甘利田の役をやりながら、いろんな役を経て来ているんです。ヤクザをやったり、不動産業界で働いてみたり、鎌倉の方で武士をやってみたり、意外と大変なんです、(甘利田に)戻るの」と強烈なキャラクターである甘利田の役作りに苦労していることを明かしつつ、「皆様の顔を拝見させていただいて、またこれからもどんな役になろうと、甘利田に戻れる準備をしておこうと腹に決めました」と早くも次シリーズを期待した。
劇場版では、大原演じる英語教師とのラブロマンス要素も。大原が「王道のラブシーンとはまた違った意味で体を張ったシーンがありました」と言うと、市原は「ト書きには体勢とか何も書いてないんですけど、気が付いたらイナバウアーをしていました」と照れ笑い。「分かんないと思いますけど、これが『おいしい給食』の唯一無二の世界観を作り出せた強みだと思う」と見どころをPRした。