5月5日の「子どもの日」を前に山梨県北杜市では、およそ400匹の色鮮やかなこいのぼりが訪れた人たちを楽しませています。

 山あいの空を悠々と泳ぐこいのぼりは、地元の人たちが地域活性化のために、30年ほど前から飾り始めました。

 県内外から使われなくなったこいのぼりを引き取って集められたもので、傷んだ部分やほつれなどは地元住民の手によって直されています。

 ゴールデンウィーク期間中のこの日は天候にも恵まれ、山あいを抜ける風に乗ってこいのぼりが気持ち良さそうに泳ぐ空の下で、訪れた多くの家族連れなどは休日を楽しんでいました。

 こいのぼりは5月12日まで見ることができ、5月5日の「子どもの日」には毎年恒例の「どろんこ祭り」も開かれ、田んぼを使った「どろんこレース」や「こいのつかみ取り」などが行われます。