札幌市保健所は今月上旬に、市内に住む2人が毒草のイヌサフランを誤って食べて死亡したと発表しました。

 札幌市保健所によりますと、今月上旬に死亡した札幌市に住む2人について、警察から「イヌサフランの誤食による食中毒の可能性が高い」と連絡があり、調査したところ、2人ともイヌサフランを原因とする食中毒と断定されたということです。

 北海道内ではイヌサフランをギョウジャニンニクなどと間違う食中毒が去年までの10年間で11件発生していて、7人が死亡しています。

 札幌市保健所は「判断できないものは取らない、食べない、人にあげないことを徹底してほしい」と注意を呼び掛けています。