思わず手にとって食べたくなるような、本物そっくりに作られた「フェイク・スイーツ・アート」の美術展が富山県氷見市で開かれています。

 水族館の中へ入り込んだような青い世界。よく見ると、タツノオトシゴや魚のうろこはクッキーやフルーツで覆われています。

 これは現代美術作家・渡辺おさむさんのスイーツアート作品展で、樹脂を使って本物のお菓子のようなデコレーションを施した「フェイク・スイーツ・アート」です。

来場者
「(Q.かわいいスイーツがいっぱいあったがどうでしたか?)本物のお菓子みたいに細かくて、良い匂いがしてきそうだし、食べたい」

 誰もが見たことのある美術の名品を表現した「スイーツ美術館」のコーナーでは、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」が生クリームとイチゴでデコレーションされています。

 ゴッホの「ひまわり」は、ヒマワリではなく色々なドーナツで表現されています。

 また、ご当地・氷見の寒ブリと海越しの立山連峰を描いた大漁旗をモチーフにした作品も人気を集めています。

 展覧会は今月30日まで「氷見市芸術文化館」で開かれています。