東京・浅草の初夏の風物詩「三社祭」が19日、最終日を迎え、祭り最大の見せ場となる「宮出し」と「宮入り」が行われ、浅草は熱気に包まれました。

 早朝、宮頭の一本締めを合図に3基の本社神輿が一斉に担ぎ上げられ、浅草神社の境内には威勢のいい掛け声が盛大に響き渡りました。

 神輿が鳥居をくぐって神社を出発すると、「宮出し」を待ち構えていた大勢の見物客から大きな歓声が上がりました。

女性
「生きがいです。元気の生きがいです」
「(Q.来年も?)もちろんです。絶対担ぎに参ります」

男性
「コロナ禍でしばらく担げなかったんですよ。団結力が保てるかなと思ったんですけども、皆、昔からのつながりがあるので一緒に団結して地域を盛り上げていますので、本当にきょうも楽しい祭りになると思います」

 浅草神社を出発した3基の神輿はそれぞれの町をまわり、浅草の町に担ぎ手の威勢のいい掛け声とお囃子の音色が響き渡ります。

 その後、提灯の明かりに照らされるなか、3基の神輿は浅草神社の境内に戻りました。

 「宮入り」で三社祭は最高潮に達しました。