逆走車側からクラクション、高速道路で“膠着(こうちゃく)状態”。

運転していた男性
「埼玉県の方に荷物を積みに行くため走っていた」

 目の前には1台の軽自動車が。隣の車線は交通量が多く、逃げ場のない“膠着状態”に。

運転していた男性
「周りがよけていくので、明かりが見えると思ったら逆走で、自分もよけたかったんですけど、トラックがビュンビュンきて、よけられないんで、自分がハザードたいて止まるような」

 “膠着状態”になる直前、男性によりますと、逆走を知らせるため、クラクションを鳴らしたところ、逆走車側からもクラクションが。さらに映像を確認すると、逆走車は男性の車に向けてパッシングしているようにも見えます。

運転していた男性
「なんで逆走してきているんだみたいな、自分は間違ってないですよみたいな顔はしていました」

 危険な高速道路での逆走運転。

運転していた男性
「後続車に当たられるのでは、もしくは自分がよけた時にちょうど向こうもこっちをよけようと思って、(逆走車と)当たるのではっていうのが一番怖い」

 男性は隣の車線の車が途切れたタイミングで逆走車をよけることができたといいます。

運転していた男性
「自分に対して色んな車が向かってきてると思ったら、いったんその場で止まってもらった方がいいですよね。それが対面通行とかだったらまだ分かるんですけど、対面だったら(高速道路の場合)しきりがあるんで」

 警察によりますと、逆走車を運転していたのは70代の男性で、「高速道路と気付かず入ってしまった」と話しているということです。