群馬サファリパークで飼育員の女性がマレーバクにかまれて右腕を骨折しました。

 20日午後0時半すぎ、群馬県富岡市の群馬サファリパークで「20代の女性職員がバクに右腕をかまれた」などと職員から119番通報がありました。

 サファリパークによりますと、展示中の雌のマレーバク「ワカバ」を女性飼育員が1人でブラッシング中に、右腕を複数箇所かまれて出血したということです。

 飼育員はドクターヘリで前橋市内の病院に搬送され、右腕の骨折などで重傷ですが意識はあるということです。

 ワカバは年齢が13歳、体長およそ2メートル、重さ400キロの雌の成獣で、4月に子どもを産んだばかりでした。

 ワカバを含む夫婦と子どもの計3頭が屋外で展示され、客も見られる場所でしたが、他にけが人はいませんでした。