日本警察のトップである警察庁の露木康浩長官が約15年ぶりとなる韓国・警察庁長官との会談を行い、両国間の捜査協力などについて話し合いました。

警察庁 露木康浩長官
「両国の共通の課題が山積している状況です。こうして責任者同士が直接、対話をするというのは非常に時宜を得たものだと思っています」

 警察庁の露木長官と韓国警察庁の尹熙根(ユン・ヒグン)長官は約1時間、会談しました。

 警察庁によりますと、北朝鮮に関わる問題や経済安全保障、サイバー犯罪、組織的な詐欺など国境を越える犯罪に対して情報提供や捜査協力の体制構築について話し合われました。

 こうした会談は2010年以来です。

 両国で被害が深刻化している「SNS型投資詐欺」への対応についても話し合われたということです。