静岡地裁で開かれている、いわゆる「袴田事件」のやり直し裁判で検察は、改めて死刑を求刑しました。

 袴田巌さん(88)は1966年、旧清水市でみそ会社専務一家4人を殺害したなどとして死刑が確定しています。

 この再審公判では袴田さんの犯行着衣とされる5点の衣類に付いた血痕の色について検察、弁護側双方が論争を繰り広げてきました。

 22日、静岡地裁で開かれている15回目の公判で、検察は改めて死刑を求刑しました。

 その後、弁護側が最終弁論を行い、最後に姉のひで子さんが意見陳述をしてすべての審理を終了し、結審します。