■首都高でも“危険”電動キックボード

 都内の自動車専用トンネルを走行中、3つの赤いランプが。その正体は3台の電動キックボード。本来なら通行できません。

動画撮影者
「最初は工事かな?みたいに思って赤いランプを見ていたが、どうも違うぞとなってハイビームにしたところで(電動キックボードと)気付きました。安全に抜けるかどうか不安になりましたね。とにかく集中してドライバー側は気を付けていても事故になるので」

 さらに、首都高では路側帯を悠々と走る電動キックボードの姿が。

動画撮影者
「なんでこんな所を走っているんだと。びっくりしちゃって」

 首都高は電動キックボードは走行禁止。しかも、ヘルメットもしないで走っていました。

動画撮影者
「すぐ通報したんですよ。そしたら私だけでなくて、皆からも通報されていた」

 一般道では名古屋市で電動キックボードに乗った男が道路を歩いていた男性をはね、そのまま逃げた疑いで逮捕。その後、道交法違反の罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令が出されました。

 都内の一般道。この道での走行は可能ですが…。交差点に差し掛かる直前、2台の電動キックボードが横断していきます。

 この時、車の進行方向は青信号で電動キックボードは赤信号。信号無視をしたことになります。

 東京・世田谷区の一般道では、道路の左を電動キックボードが走っています。次の瞬間、電動キックボードがバランスを崩して転倒。その脇を走っていた軽トラックと接触。

 よく見ると、電動キックボードがバランスを崩した場所の道路は舗装が荒れていて、デコボコしているのが分かります。

 走行可能な場所でも大きな事故につながりかねないことから、走行には細心の注意が必要です。

 電動キックボード国内シェアリング市場大手の「Luup」は、危険運転や違法運転について…。

株式会社Luup
「法改正後の利用者の増加とともにルール違反をしてしまう一部の利用者が増えているのも事実です。現在は時速20キロモードでの歩道走行と信号無視に関し、特に注意喚起を行っています」