台湾で頼清徳氏が新たな総統に就任したことについて、林官房長官は「台湾海峡の平和と安定は重要だ」と指摘しました。

林官房長官
「台湾海峡の平和と安定の重要性について引き続き中国側に直接しっかりと伝えるとともに、米国をはじめとする同盟国・同志国と緊密に連携しながら各国共通の立場として明確に発信していくことが重要であります」

 林長官は「就任演説の内容にコメントすることは控える」としたうえで、「台湾海峡の平和と安定は我が国はもとより国際社会全体の安定にとっても重要だ」と指摘しました。

 頼新総統は、就任演説で「台湾への威嚇や攻撃をやめよ」と中国を名指しで批判し、「台湾海峡と地域の平和と安定を維持し、世界が戦争の恐怖から解放されるよう台湾とともに世界的な責任を担うよう求める」と述べています。