ロシアのプーチン大統領が中国訪問のため16日朝、北京に到着しました。この後、習近平国家主席と会談する予定です。

 (井上桂太朗記者報告)
 朝早く、北京の空港に到着したプーチン大統領は、まもなく人民大会堂で歓迎式典に出席します。

 私はプーチン大統領が滞在しているとみられる迎賓館前に取材に行ってきましたが、同行する幹部も多いためか、バスや警備車両が多く止まっていました。

 プーチン大統領が中国を訪問するのはおよそ7カ月ぶりで、今月7日に通算5期目となる就任式を終えてからは初の外遊です。

 最初の訪問先に中国を選ぶことで、関係をアピールする狙いがあるとみられます。

 ロシア側はラブロフ外相に加え、新しく就任したベロウソフ国防相など幹部が多数同行し、安全保障や経済などで関係を強化したい考えです。

 一方、中国側はウクライナ戦争を巡るロシアへの制裁に加わらず「中立」を強調するなか、習近平国家主席が会談で、関係強化についてどこまで踏み込むかが焦点となります。

 17日は、中国東北部のハルビン市を訪問し、両国の企業が出展する博覧会に出席する予定です。