世界最大規模のワイン品評会「IWC=インターナショナル・ワイン・チャレンジ」SAKE部門の今年度のコンテストがロンドンで始まりました。

 「IWC=インターナショナル・ワイン・チャレンジ」では、日本酒を評価する「SAKE部門」が2007年に設立され、今年は1500以上の銘柄が出品されました。

 1月の能登半島地震で被害を受けた石川県の蔵元からも出品がありました。

 また、日本以外の蔵元からの出品は去年の2倍近くに上るということです。

 日本人と外国人の審査員が、銘柄などを伏せた状態でテイスティングし審査します。

IWCアンバサダー 吉武理恵さん
「今まで(海外での)日本酒というのは日本食レストランだけ。買えても手の届かないような、消費者にはほど遠いものだったんですが、(ロンドンの)スーパーが日本酒も置かなきゃという感じになってきているらしく、やっと裾野が広がり出しているという感じです。IWCの蔵元さん同士の友情で(東日本)大震災に遭われた(宮城の)蔵元さんが、今回(能登地震)の蔵元さんに手を差し伸べて醸造中のお酒を宮城まで持って行ってボトリング(瓶詰め)したという、今までにないような、涙が出るようなお話です」

 今月31日に受賞酒が発表され、7月には最も優れた「チャンピオン・サケ」が選ばれます。