「チャットGPT」など生成AIの技術が急速に発達するなか、EU(ヨーロッパ連合)でAI(人工知能)を包括的に規制する法律が世界で初めて成立しました。

 EUで21日に成立した「AI規制法」では、人種や宗教、性的指向に基づいて人々を分類したり、監視カメラなどの映像から顔画像を収集したりするといった、人権侵害につながるAIの利用は禁止されます。

 この法律はEU内で活動する企業が対象で、2年後の2026年から適用される見通しです。

 各国がAIに関するルールづくりを模索するなか、EUの規制法は今後、国際的な基準となる可能性があります。