台湾の頼清徳新総統の演説について連日批判を続ける中国当局は、「必ず反撃し、必ず懲罰を与える」などと対抗措置を示唆しました。

 台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の報道官は21日、「台湾地区指導者の演説は、敵意と挑発、嘘と欺瞞(ぎまん)に満ちており、“台湾独立”の立場はさらに過激なものになっている」と指摘しました。

 そのうえで、台湾の独立への挑発行為に対し「必ず反撃し、必ず懲罰を与える」強い言葉で批判しました。

 また、中国共産党系の環球時報の22日付の社説でも、頼清徳新総統を「台湾独立のための工作者」、「平和の破壊者」などと批判したうえで、「大陸部は必ず強くて有力な反撃措置を取り懲罰を与える」などと対抗措置を示唆しました。