ICC(国際刑事裁判所)がイスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状を請求したことに、アメリカのブリンケン国務長官はICC関係者への制裁を示唆しました。

 21日、ワシントンで議会の公聴会に出席したブリンケン国務長官は、ICCがネタニヤフ首相らをガザ地区での戦争犯罪や人道に対する罪で逮捕状を請求したことに「明らかに誤った方向の判断には対処する」と述べ、逮捕状請求の決定を下したICCの検察官らに対する制裁措置を示唆しました。

 議会上院ではイスラエルを支持する立場からICC関係者への制裁が議論されていて、今週にも採決される見込みです。

 アメリカ政府はICCの決定に対して「イスラエルとハマスを同列に扱うことは言語道断」と逮捕状請求に強く反発しています。